2013年02月11日
グリーンシートの向こう側。
いつまで名も名乗らずに書いているのだ?
・・・なんて言われてしまいそうだが、もう少しだけこのスタイルで書きたいと思う。
着工して二ヶ月と少しが経った。
トロアは今、ウサギとリス(?)がとても愛らしい佐藤組さんのグリーンシートの中でひっそりと作業が進められている。
まるで蚕のマユのように、人目につかないところでゆっくりと完成へとカタチ作っているのだ。
二ヶ月前まで何もなかった場所に足場ができたのは今から二週間ほど前。
そこから一週間もしないうちに、すべての柱が建ち、そして屋根が出来た。
すでに多くの人が関わり、この建物を建てることに尽力してくれている。
冬場の過酷な作業なだけに、黙々とこなしてくれている工事関係者の皆様には頭があがらない。
《建築》という作業。
設計図の通りに、ひとつずつ丁寧に組み立てていくところだけを見ればプラモデルなんかと一緒なのだが、
それに人が住むとなると、内容はまるっきり変わってくる。
室内でコレクションボックスに納められるだけの模型と違い、長年雨風にさらされるわけだから、
すぐに劣化しないよう工夫が必要だし、地震など災害に対しての強度だって必要だ。
暑さ寒さを凌げる室内環境にしなきゃいけないし、風の強さや日当たりだって考慮しなきゃ住みづらくなる。
施工主の要望に答えつつ、建物に必要な基準をしっかりと満たしていかなければいけない。
2012年6月、troa accessoriesの建築を、鶴岡の小野寺コウ設計工房に依頼した。
建築に向けて動き出したのが2012年の2月ごろ。
4社ほどに簡単なプランと見積もりをお願いし、
東京と中国に事務所を構える熱いハートを持った若手建築家と、庄内における実力派建築家の小野寺さんとで迷った末、
最終的に小野寺さんを選んだ。
“経験値”というのは、やはり大きい。雪が積もる地方だとなおさら。
この一年間、大きな選択と小さな選択をたくさん積み重ねて、4月に完成するtroa accessories。
楽しみにしててほしい。
ちょうど良い大きさの、少しだけ個性的な建物ができるはずだ。
・・・なんて言われてしまいそうだが、もう少しだけこのスタイルで書きたいと思う。
着工して二ヶ月と少しが経った。
トロアは今、ウサギとリス(?)がとても愛らしい佐藤組さんのグリーンシートの中でひっそりと作業が進められている。
まるで蚕のマユのように、人目につかないところでゆっくりと完成へとカタチ作っているのだ。
二ヶ月前まで何もなかった場所に足場ができたのは今から二週間ほど前。
そこから一週間もしないうちに、すべての柱が建ち、そして屋根が出来た。
すでに多くの人が関わり、この建物を建てることに尽力してくれている。
冬場の過酷な作業なだけに、黙々とこなしてくれている工事関係者の皆様には頭があがらない。
《建築》という作業。
設計図の通りに、ひとつずつ丁寧に組み立てていくところだけを見ればプラモデルなんかと一緒なのだが、
それに人が住むとなると、内容はまるっきり変わってくる。
室内でコレクションボックスに納められるだけの模型と違い、長年雨風にさらされるわけだから、
すぐに劣化しないよう工夫が必要だし、地震など災害に対しての強度だって必要だ。
暑さ寒さを凌げる室内環境にしなきゃいけないし、風の強さや日当たりだって考慮しなきゃ住みづらくなる。
施工主の要望に答えつつ、建物に必要な基準をしっかりと満たしていかなければいけない。
2012年6月、troa accessoriesの建築を、鶴岡の小野寺コウ設計工房に依頼した。
建築に向けて動き出したのが2012年の2月ごろ。
4社ほどに簡単なプランと見積もりをお願いし、
東京と中国に事務所を構える熱いハートを持った若手建築家と、庄内における実力派建築家の小野寺さんとで迷った末、
最終的に小野寺さんを選んだ。
“経験値”というのは、やはり大きい。雪が積もる地方だとなおさら。
この一年間、大きな選択と小さな選択をたくさん積み重ねて、4月に完成するtroa accessories。
楽しみにしててほしい。
ちょうど良い大きさの、少しだけ個性的な建物ができるはずだ。
Posted by troa accessories at
15:07
│Comments(2)
2013年02月08日
景色。
着工して間もなくの頃の写真。
前回のブログでもチラッと書かせていただいたが、troaという名前には、
『object:モノ』 『space:空間』 『landscape:景色』
という三つの意味が含まれている。
トロアの二階にある大きな窓からは、この鳥海山が一望できる予定だ。
この場所に店を出す決め手となったのがこの景色なのだから、
できるだけ、景色にフィットするショップにしたいと思っている。
たとえば、、
居心地の良い屋外(庭園)のような感じ。
中と外を繋ぐ空間。
もともとお客様にとってお店とは、中だとしても外なのだ。
だったら、そんな空間を実際に作っちゃいたい。
ショップには、大きな壁画も入る。
壁画も、ショップから見たひとつの《景色》として捉えて欲しい。
『外と中を繋ぐ空間』
とても良い空間ができると思う。
彼は、僕が絶対の信頼を寄せている絵描きだ。
彼には才能があり、センスもある。
もちろん幾度か打ち合わせは重ねてるけれど、
《仕事》として描くのではなく、《彼の作品のひとつ》として描いてもらいたいから、
ほとんど注文は付けずに彼の感性に頼っている。
だから、どんなものが仕上がるかは、まだ僕にもわからないのだ。
Posted by troa accessories at
18:35
│Comments(1)
2013年02月02日
ロゴのこと。
これはトロアのメインロゴである。
33KGさんという、東京在住のウェブデザイナーにお願いしたものだ。
かの有名なafternoon Teaのウェブサイトや、人気Jewelryブランドageteの特設ページなどを担当した経歴を持つ敏腕ウェブデザイナーで、新たにショップを開くときは、彼にロゴとHPを頼もうとずっと前から決めていた。
実は33KGさん、出身が庄内で、もうかれこれ10年以上も前からお付き合いさせていただいている。
最初に出会ったのはたしか、、19、20歳の頃だったはず。
鶴岡のEDITってクラブで一緒にDJをしたのがキッカケだった。
クラブでのDJ経験がゼロだった僕は、かなり緊張しながらのプレイだったんだけど、
そのころ、EDITのオーナーだった33KGさんから、
『DJよかったよ。初めてとは思えん!最近の若い子は器用だの~』
と褒められた記憶がある。
初対面の先輩DJからそんなことを言われたのだから、うれしくないわけがない。
忘れっぽい僕が覚えているぐらいだから、相当良い思い出なんだな。
・・・話を戻すと、ロゴが完成したのは約一ヶ月前。
言うまでも無いが、最高に気に入っている。
ちなみに、troaという名前はフランス語の『trois:3』を由来とした造語で、
『object』『space』『landscape』の三つのIdentityを示している。
日本語で言うと、『モノ』 『空間』 『景色』 。
セレクトショップとして『モノ』と『空間』にこだわるのは当たり前。
そこにtroaは『景色』が入る。
モノ、空間、そして景色の調和を楽しめるアクセサリーショップって、かなり珍しいと思うのだ。
ホームページとショップカードはまだ作成中。。
少々時間はかかっても、ひとつひとつ、しっかり良いものを作っていかないとね。
Posted by troa accessories at
15:47
│Comments(3)
2013年02月01日
オリジナルかどうか。
どんなものを作るうえでも、全くもってオリジナルなものを作れる人なんて、この世にいるのだろうか。
これまでに影響を受けてきた人物、ファッション、音楽だったり、建築だったり、本だったり。
それらの集合体が自分の《趣向》として確立されているわけで、
そうした様々な要素から影響を受けている時点で、
僕らが生みだすものはどんなものであれ、オリジナルではないはずだ。
でも、過去の偉大なるデザインや形式をセレクトして、それに様々なものが入り混じった《My趣向》を加えて何かを生み出せば、それってやっぱり過去になかったモノであり、ある種の《新しい》にはなるんだろう。
まま、《オリジナル》って線引きをどこでするかによるんだよな。
トロアというショップは、僕が居心地の良いと感じれる空間にしたい。
『personal room』と『shop』の間ぐらいの感覚で。
オリジナリティ溢れるショップにしようとはハナから考えていない。
そうする必要すらないと感じている。
単純に、『居心地の良い空間とは??』
を考えて考えて、実はまだその最中であり、
オープンした後も、継続的に考え続けるだろう。
基本的に、シンプルで落ち着けるショップができることは間違いない。
ただし、当初から一般的なジュエリーやアイウェアを扱っているショップの雰囲気にはしたくなかった。
その辺もしかり、際立って個性的な雰囲気にはならないかもしれないけど、
それでも僕の様々な経験や好みが入り混じった趣向から生まれるこの店は、
まずは僕の『オリジナル』といってもいいんじゃあなかろうか。
二ヵ月後には、建物ができて、家具が入って、絵が入って、商品が入って、、
それらひとつひとつが、しっかりとトロア独特の彩りとなってくれるはずだ。
ちなみに、上の写真は、トロアを作る際の『モデルショップ』のひとつ。
白い店舗で、グリーンがあって、ちょっと素朴な店。
そんなショップが好きなのだ。
これまでに影響を受けてきた人物、ファッション、音楽だったり、建築だったり、本だったり。
それらの集合体が自分の《趣向》として確立されているわけで、
そうした様々な要素から影響を受けている時点で、
僕らが生みだすものはどんなものであれ、オリジナルではないはずだ。
でも、過去の偉大なるデザインや形式をセレクトして、それに様々なものが入り混じった《My趣向》を加えて何かを生み出せば、それってやっぱり過去になかったモノであり、ある種の《新しい》にはなるんだろう。
まま、《オリジナル》って線引きをどこでするかによるんだよな。
トロアというショップは、僕が居心地の良いと感じれる空間にしたい。
『personal room』と『shop』の間ぐらいの感覚で。
オリジナリティ溢れるショップにしようとはハナから考えていない。
そうする必要すらないと感じている。
単純に、『居心地の良い空間とは??』
を考えて考えて、実はまだその最中であり、
オープンした後も、継続的に考え続けるだろう。
基本的に、シンプルで落ち着けるショップができることは間違いない。
ただし、当初から一般的なジュエリーやアイウェアを扱っているショップの雰囲気にはしたくなかった。
その辺もしかり、際立って個性的な雰囲気にはならないかもしれないけど、
それでも僕の様々な経験や好みが入り混じった趣向から生まれるこの店は、
まずは僕の『オリジナル』といってもいいんじゃあなかろうか。
二ヵ月後には、建物ができて、家具が入って、絵が入って、商品が入って、、
それらひとつひとつが、しっかりとトロア独特の彩りとなってくれるはずだ。
ちなみに、上の写真は、トロアを作る際の『モデルショップ』のひとつ。
白い店舗で、グリーンがあって、ちょっと素朴な店。
そんなショップが好きなのだ。
Posted by troa accessories at
14:44
│Comments(0)